第69回日本生態学会大会で学会員向けキャリア支援イベントを企画・開催しました

一般社団法人サステイナビリティ人材開発機構と株式会社グレイスは、毎年開催される日本生態学会大会におけるキャリア支援企画に毎年協力しています。
学会に所属する学生(学士、修士、博士)や社会人(ポスドク含む)のキャリア支援のため、これまでに様々な活動に取り組んできました。

2022年3月14日~19日に開催された第69回大会はコロナの影響を鑑みてハイブリッド開催からオンライン開催へと変更されましたが、昨年に引き続きオンライン下での企画として「キャリア支援ランチセッション」と個別相談会を実施いたしました。

キャリア支援ランチセッションでは「野外調査だけが仕事じゃない!~広がる生態学の可能性」をテーマとして、講演・トークセッションを実施いたしました。
講演では一般社団法人日本森林技術協会の河原理事をお招きし、学生時代の研究調査とビジネスとして行う研究調査の違いや、協会が行う自然環境コンサルティング事業や国際協力事業、学生が身につけておくべきスキルなど、若手学会員のキャリア形成につながる講演をしていただきました。


その後、生態学会キャリア支援専門委員会より木村副委員長と成田次期副委員長にもご登壇いただき、生態学会出身で株式会社グレイスのマッチングディレクターである高木が進行役を務め、学会員のキャリアに関するトークセッションを開催しました。
セッションには学生を中心に30名弱の学会員が参加し、「野外調査以外の仕事や非アカデミアのキャリアについて知見が深まった」との感想が寄せられました。


個別相談会では、環境・サステイナビリティ領域のキャリア支援に特化した株式会社グレイスのマッチングディレクターが、希望者それぞれのキャリアに関するお悩みにオンラインで個別に応じました。
学部生から博士課程までの学生を中心に相談者が訪れ、下記のようなお悩みが寄せられました。

  • 来年度博士課程を卒業予定だが、生物・生態学に関連した仕事にはどのようなものがあるか
  • 研究テーマを直接活かせるような仕事はほとんどないため、就活の際に研究の経験をどのようにアピールすればよいか
  • AIやデータサイエンスを活用して自然環境や生物多様性の保全に取り組んでいる企業にはどのようなものがあるか
  • 博士課程に進学した際には、就職活動にどのような影響があるか

Sus-Proでは、『多様な団体が連携するサステイナビリティ人材の育成支援活動』として様々なキャリア支援イベント・企画を実施しております。連携についてのご相談は随時受け付けておりますので、ご興味のある方はお気軽に事務局までご相談ください。